SUVは人気が高く、中古車市場でも多くの車種が販売されています。
しかし、
「中古SUVを買いたいけど故障が心配」
「できれば修理代がかからないSUVが欲しい」
「長く乗れるSUVはどれ?」
と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
私は自動車整備の仕事に40年以上携わり、これまで数多くの車を見てきました。
その経験から感じるのは、SUVだから壊れやすい、壊れにくいというわけではなく、車種・エンジン・駆動方式・過去の整備状態によって故障リスクは大きく変わるということです。
そこで今回は、中古車として購入しやすく、比較的長く乗いやすいSUVを7車種紹介します。
※この記事のランキングはメーカー公表の故障率ランキングではありません。これまでの整備経験、構造、流通台数、部品供給、維持のしやすさなどを総合的に見たものです。
壊れにくい中古SUVを選ぶポイント
中古SUV選びでは、車種だけを見て購入するのはおすすめできません。
同じ車種でも、
・3万kmしか走っていないがオイル交換をしていない車
・10万km走っていても定期的に整備されている車
では、後者の方が状態が良いこともあります。
特に確認したいのが次のポイントです。
- エンジンオイルの交換履歴
- CVT・ATの状態
- 冷却水漏れ
- 足回りの異音
- 4WD機構
- ハイブリッドシステム
- 警告灯
- 修復歴
- 下回りのサビ
雪国で使われていたSUVは、融雪剤による下回りのサビにも注意してください。
「中古車購入前に確認したいチェックポイント15選」

7位 マツダ CX-5(ガソリン車)
CX-5は中古SUV市場でも人気の高いモデルです。
走行安定性が高く、内装にも高級感があります。
CX-5というとディーゼルエンジンのイメージが強いですが、故障リスクをできるだけ抑えたいのであれば、個人的にはガソリンエンジン車も有力候補だと思います。
ディーゼル車は燃費やトルクが魅力ですが、使用環境によってはDPF関連などに注意が必要です。
短距離走行が多い人の場合、ガソリン車の方が扱いやすいケースがあります。
購入時のチェックポイント
- エンジンオイル交換履歴
- AT変速ショック
- 足回りの異音
- 電装品
- 下回りのサビ
CX-5はしっかり整備された個体を選べば、長期間乗ることも十分可能です。
「マツダは壊れやすい?ディーゼル車の注意点」

6位 スバル フォレスター
SUVらしい走破性を求めるならフォレスターも候補です。
スバル独自のAWDシステムは、雪道や悪路での安定感が魅力です。
一方、中古車ではメンテナンス状況による差が出やすいため、購入前の確認は重要です。
特に走行距離が多い車では、
- オイル漏れ
- CVT
- 足回り
- ハブベアリング
- AWD関連
などを確認します。
定期的に整備されてきたフォレスターであれば、長く乗ることが期待できます。
ただし、安さだけで古いターボ車を選ぶ場合は慎重に判断してください。
5位 ホンダ ヴェゼル
ヴェゼルはコンパクトSUVの中でも人気の高いモデルです。
車体が比較的コンパクトなので街中でも扱いやすく、燃費性能にも優れています。
ただし、中古ヴェゼルを購入するときは年式とパワートレーンを必ず確認してください。
初期型ハイブリッド車にはDCTを採用したモデルがあります。
そのため、故障リスクをできるだけ抑えたい人には、状態の良いガソリン車や比較的新しい世代を検討する方法もあります。
確認ポイント
- 発進時の違和感
- ミッションの状態
- ハイブリッド警告灯
- バッテリー
- エアコン
ヴェゼルは中古車の流通量が多いため、慌てて1台に決めず、複数の車を比較するのがおすすめです。
4位 ホンダ CR-V
CR-Vは世界的にも販売されてきたホンダの代表的SUVです。
日本では中古車の台数がそれほど多くない世代もありますが、基本的な造りは比較的しっかりしています。
特にガソリン車は構造が比較的シンプルで、適切に整備されてきた車なら長く乗りやすいSUVです。
中古車を選ぶ際には、
- エンジンオイル
- AT・CVT
- 4WD
- 足回り
- エアコン
を確認してください。
年式が古い車の場合はゴム類やブッシュ類など、経年劣化部品の交換も想定しておきましょう。
3位 トヨタ カローラクロス
カローラクロスは、実用性と扱いやすさのバランスが良いSUVです。
カローラシリーズをベースにしていることもあり、特別複雑なスポーツSUVというより、普段使いしやすい設計になっています。
中古車としては比較的新しい車が多いため、走行距離の少ない個体も探しやすいでしょう。
ガソリン車、ハイブリッド車ともにあります。
長期間乗る予定なら、購入時にメーカー保証や中古車保証が残っているか確認しておくと安心です。
2位 トヨタ ハリアー
ハリアーは高級感と耐久性のバランスが良いSUVです。
中古市場でも非常に人気があります。
トヨタ車は部品供給や整備情報が豊富で、修理・メンテナンスをしやすい点も中古車では大きなメリットです。
ただし人気車なので、中古価格が高めなのが弱点です。
また、ハリアーなら何でも安心というわけではありません。
購入時には
- オイル交換履歴
- CVT・AT
- ハイブリッドシステム
- 電動装備
- 足回り
- 事故・修復歴
などを確認してください。
極端に安いハリアーには、それなりの理由がある可能性があります。
「壊れにくいトヨタ車7選」

1位 トヨタ RAV4
私が中古SUVを選ぶときに、壊れにくさと実用性のバランスで候補に入れやすいのがRAV4です。
RAV4は国内だけでなく海外でも販売台数の多いSUVで、長年にわたって改良されてきました。
特に魅力なのが、
- 比較的シンプルな設計
- 部品を入手しやすい
- 整備できる工場が多い
- 中古車流通量が多い
- ガソリン車・ハイブリッド車を選べる
という点です。
SUVは車重があるため、タイヤやブレーキ、足回りにはそれなりに負担がかかります。
それでもRAV4は、しっかり整備された中古車を選べば長期間乗りやすいSUVの一つだと思います。
壊れにくいSUVでも10万kmを超えたら確認したい
「トヨタなら10万kmを超えていても大丈夫」
という考え方は危険です。
どんな車でも走行距離が増えれば消耗部品は劣化します。
10万km前後では、
- スパークプラグ
- ベルト類
- ウォーターポンプ
- 足回り
- ハブベアリング
- バッテリー
- ブレーキ
- AT・CVT
- 冷却系
などの状態を確認したいところです。
重要なのは走行距離そのものより、それまでどのように整備されてきたかです。

中古SUVを買う前に今の車の価値を確認
車を乗り換える予定なら、新しい車を探す前に現在乗っている車の査定額を確認しておく方法があります。
ディーラー下取りだけで決めず、買取価格も確認しておけば、中古SUV購入の予算を立てやすくなります。
中古SUVは整備記録簿を確認する
中古SUV購入時に私が特に確認してほしいのが整備記録簿です。
整備記録簿を見ると、
「きちんと点検を受けてきた車なのか」
「オイル交換をしていたのか」
「どんな修理をしてきたのか」
などをある程度確認できます。
走行距離5万kmで整備履歴が分からない車より、走行距離8万kmでも定期的に整備されている車の方を選びたいケースもあります。
値段だけで中古SUVを選ばない
中古SUVには相場より極端に安い車もあります。
しかし、
- 修復歴
- 過走行
- 整備不足
- サビ
- エンジン不調
- CVT不調
などが隠れている可能性もあります。
複数の中古車を比較してから購入することをおすすめします。
壊れにくい中古SUVランキングまとめ
今回紹介した7台はこちらです。
| 順位 | 車種 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1位 | トヨタ RAV4 | 耐久性と実用性のバランス |
| 2位 | トヨタ ハリアー | 高級感と維持しやすさ |
| 3位 | トヨタ カローラクロス | 比較的新しい中古車が多い |
| 4位 | ホンダ CR-V | シンプルで長く乗いやすい |
| 5位 | ホンダ ヴェゼル | コンパクトで使いやすい |
| 6位 | スバル フォレスター | AWD性能が魅力 |
| 7位 | マツダ CX-5 | ガソリン車も狙い目 |
中古SUVを選ぶとき、一番大切なのは車種名だけで判断しないことです。
私が中古車を見るなら、
車種 → 年式 → エンジン → 走行距離 → 整備履歴 → 現車確認
という順番で確認します。
特に中古車では「前のオーナーがどう乗っていたか」が車の寿命を大きく左右します。
壊れにくいと言われている車でも、整備されていなければ故障します。
逆に走行距離が多少多くても、きちんと整備された車ならまだまだ乗れることがあります。
中古SUVを購入するときは、価格だけでなく車の状態をしっかり確認してください。
乗り換え前に愛車の査定額を確認
中古SUVへの乗り換えを検討しているなら、今の車がいくらになるか一度確認しておくと購入予算を決めやすくなります。


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