「車の修理代が20万円と言われたけど、直すべき?」
「10万kmを超えた車に30万円かける価値はある?」
「故障した車でも売れるの?」
車の修理見積もりを見て、このように悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
私は自動車整備や販売に40年以上携わり、これまで3万台以上の車と向き合ってきました。
その経験からお伝えしたいのは、修理代が高いからといって、すぐ買い替えるのが正解とは限らないということです。
修理すればあと5年乗れる車もあれば、今回の修理を終えても次々に故障が発生する車もあります。
大切なのは、修理代だけでなく、車の状態・今後の維持費・現在の買取価格を比較することです。
この記事では、整備士の視点から、修理代10万円・20万円・30万円以上の場合の判断基準を解説します。
結論|修理代だけでなく、今後何年乗れるかで判断する
車を修理するか売却するかは、次の4つを確認して判断します。
- 修理にいくらかかるのか
- 修理後、何年乗り続けられそうか
- ほかに高額修理が必要になりそうな箇所はないか
- 現在の愛車はいくらで売れるのか
例えば修理代が20万円でも、その後5年間大きな故障なく乗れるなら、1年あたりの修理費は4万円です。
一方、修理に20万円かけても半年後に別の高額修理が必要になるなら、買い替えを検討する価値があります。
ただし、将来の故障を完全に予測することはできません。
修理見積もりと現在の買取査定額を両方確認することが、後悔を減らす第一歩です。
修理代10万円・20万円・30万円|買い替えの判断目安
修理費用別に考えてみましょう。
| 修理代 | 判断のポイント |
|---|---|
| 5万円以下 | 整備内容と車の状態を確認し、修理を優先して検討 |
| 10万円前後 | 年式・走行距離・今後の使用予定で判断 |
| 20万円前後 | ほかの修理リスクや買取査定額も確認 |
| 30万円以上 | 修理と買い替えの総費用を比較 |
| 50万円以上 | 複数の修理見積もりを取り、売却も含めて慎重に判断 |
※金額だけで売却を決めるものではありません。車種、故障箇所、安全性、残りの使用予定によって判断は変わります。
修理代10万円なら直した方がいい?
10万円の修理代は決して安くありません。
しかし、エアコンや足回りなどの修理を行うことで、安心して乗り続けられる場合もあります。
走行距離が少なく、エンジンやミッションの状態が良好なら、買い替えより修理が経済的な場合があります。
修理代20万円ならどう判断する?
20万円の修理見積もりが出た場合は、故障箇所を確認しましょう。
例えば、今回の修理だけで問題が解決するのか、それともエンジンやミッションなどの高額部品にも不安があるのかによって判断は異なります。
特に10万km以上走っている車は、これまでの整備履歴が重要です。
修理代30万円以上なら買い替え?
30万円を超える修理見積もりが出ると、買い替えを考える方も多いでしょう。
しかし、車を買い替えれば100万円以上の出費になる場合もあります。
修理代30万円と買い替え費用100万円を単純に比較するのではなく、今後数年間にかかる費用を比較してください。
修理するか迷ったら、まず今の車の買取価格を確認
例えば、現在の車に30万円の修理費が必要だとします。
このとき、愛車の買取査定額が5万円なのか、50万円なのかによって、買い替えの予算は大きく変わります。
修理するかどうかを決める前に、一度現在の愛車の査定額を確認しておくと判断しやすくなります。
車選びドットコム買取では、車を売却したい方向けの査定申し込みができます。
修理費と買取査定額を比較してから、乗り続けるか買い替えるかを検討しましょう。
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※申し込み前に、査定方法や連絡方法、サービス利用条件を確認してください。
整備士が考える「修理した方がいい車」の特徴
1. エンジンとミッションの状態が良い
エンジンやミッションは、故障すると高額修理につながる部品です。
これらが正常で、故障箇所が限定されているなら、修理する価値は十分あります。
2. 定期的にメンテナンスされている
エンジンオイルや冷却水などの交換が適切に行われている車は、今後の使用を考えるうえで判断材料になります。
ただし、整備履歴が良くても故障が発生しないとは限りません。
3. 今後も長く乗る予定がある
修理費が15万円でも、その後5年間使用できる見込みがあるなら、買い替え費用より安く済む可能性があります。
買い替えを検討した方がいい車の特徴
1. 高額修理が複数重なっている
エンジンだけでなく、ミッション・エアコン・足回りなどにも不具合がある場合は注意が必要です。
一つ直しても、また別の修理が必要になる可能性があります。
2. 過去にも高額修理を繰り返している
毎年のように高額修理が発生している車は、今後の維持費も含めて検討しましょう。
3. ボディや下回りの腐食が進んでいる
特に雪国で使用されていた車は、下回りの腐食に注意が必要です。
重要な構造部に腐食がある場合は、安全性も含めて専門業者に確認してもらいましょう。
4. 今後の修理費が予算を超える
車を長く乗り続けることは良い選択ですが、家計を圧迫するほど修理費がかかる場合は、買い替えも現実的な選択肢です。
故障した車や10万kmを超えた車でも売れる?
「もう10万km以上走っているから売れない」
「エンジンの調子が悪いから価値がない」
そう考える方もいるかもしれません。
しかし、走行距離が多い車や不具合のある車でも、車種・年式・修理内容・部品需要などによって買取価格が付く場合があります。
ただし、必ず売れるとは限りません。
修理する前に現在の状態で査定を受け、修理後の予想価値と比較する方法もあります。
【2025年版】走行距離10万km超の車は売れる?値段がつく車・つかない車の違いを解説

車の修理と買い替え、どちらが得?具体例で比較
例えば、次のような車を想定します。
- 車齢12年
- 走行距離13万km
- 修理見積もり30万円
- 現在の買取査定額20万円
- 買い替え候補の中古車総額120万円
この場合、修理して乗り続けるなら、まず30万円の出費が必要です。
一方、買い替えでは、120万円から現在の車の売却額20万円を差し引くと、追加の購入資金は100万円になります。
| 選択肢 | 当初の必要資金 |
|---|---|
| 修理して乗る | 30万円 |
| 売却して買い替える | 100万円 |
※架空の比較例です。修理後の維持費、車検費用、保険料、税金、購入後の故障リスクなどは含んでいません。
この場合、目先の出費だけなら修理の方が安くなります。
ただし、修理してもほかの高額故障が続く可能性が高いなら、長期的には買い替えが合理的になる場合もあります。
反対に、現在の車の状態が良いなら、無理に買い替える必要はありません。
輸入車の修理費が高い場合は専門業者も比較
BMW、メルセデス・ベンツ、アウディなどの輸入車では、故障箇所や車種によって修理費が高額になることがあります。
輸入車を売却する場合は、一般的な買取業者のほかに輸入車専門業者の査定を比較する方法もあります。
例えば、修理見積もりが50万円だった場合でも、車の状態によっては現状で売却できる可能性があります。
重要なのは、必ずしも高額修理をしてから売った方が得とは限らないことです。
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※故障車への対応や査定条件は、申し込み前に確認してください。
修理か買い替えか迷ったときのチェックリスト
次の項目を確認しましょう。
- 修理見積もりを詳しく説明してもらったか
- 故障原因は特定できているか
- 修理後に安心して使える見込みがあるか
- ほかに交換時期が近い高額部品はないか
- 今後何年乗りたいか
- 今の車の買取査定額を確認したか
- 買い替え後の支払総額を確認したか
私は整備士として長年車を見てきましたが、まだ十分に乗れる車を、修理代だけで判断して手放す必要はないと考えています。
一方で、高額修理が続く車に無理して乗り続けることもおすすめしません。
よくある質問
Q. 車の修理代が20万円なら買い替えた方がいい?
20万円という金額だけでは判断できません。年式、走行距離、故障箇所、今後の使用予定によって変わります。
Q. 10万kmを超えた車に修理代をかけるのは無駄?
無駄とは限りません。10万kmを超えていても、適切な整備を受けて長く使われている車はあります。
Q. 故障したまま買取査定してもらえる?
故障の内容や査定業者の取り扱い条件によりますが、故障した状態でも査定の対象になる場合があります。故障箇所は正確に申告しましょう。
Q. 車検前に高額修理が必要になったら?
車検整備費用、今後の維持費、車の買取価格を比較し、修理と買い替えの両方を検討してください。
まとめ|車の修理代が高いときは、売る前に3つを確認
車の修理代が高額になったときは、慌てて売却する必要はありません。
確認したいのは次の3つです。
- 修理すれば今後も安心して乗れるのか
- 今後の維持費や追加修理のリスクはどのくらいか
- 現在の愛車にいくらの買取価格が付くのか
この3つを比較することで、無理な買い替えや不要な修理費を避けやすくなります。
修理するか迷っている方は、修理見積もりと買取査定額の両方を確認し、納得できる方法を選びましょう。
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