【2025年版】プロ整備士が選ぶ「失敗しない中古車の選び方」完全ガイド|初心者でも良い車を見分けられる10の基準

中古車選びのコツ

■ はじめに:良い中古車は「見抜ける」時代です

中古車選びは「運」ではありません。
正しい基準さえ知っていれば、初心者でも“良い中古車”を確実に見抜けます。

本記事では、元整備士の経験から
良い中古車の必須条件10項目
を分かりやすく解説します。


1. メーター走行距離は“年1万km前後”が理想

走行距離は短ければ良いわけではありません。
少なすぎる車は稼働が少なく、逆に部品が痛みます。

理想値の目安

  • 5年落ち → 5〜6万km
  • 10年落ち → 10万km前後

“年式と走行距離のバランス”が最も重要です。


2. 修復歴なしは大前提(骨格のゆがみはNG)

修復歴=車の骨格にダメージあり。
安全性・直進安定性・タイヤ摩耗すべてに影響します。

購入するなら
「修復歴なし」一択です。


3. エンジン始動がスムーズ(キュルキュル短め)

良い中古車のエンジンは、かかりが軽い。
セルの回る音が長い車はバッテリー弱り・燃料系の劣化を疑います。


4. アイドリングが静かで振動が少ない

ハンドルや座席にブルブルと振動が来る車は要注意。
エンジンマウント劣化・エンジン不調の可能性あり。


5. 点検記録簿(整備履歴)が残っている

良い車ほど、整備履歴が整っています。

最低限チェックするポイント

  • オイル交換履歴
  • ブレーキ整備
  • タイミングベルト or チェーンの確認

履歴がない車はリスクが高く避けましょう。


6. タイヤ溝が残っている(4mm以上)

タイヤは「車の安全を守る最重要部品」。
溝が少ないと追加費用2〜6万円が発生します。

購入前にタイヤの状態は必ず見てください。


7. 内装・外装の傷が少ない車は“大切に扱われてきた証拠”

車は乗り手の性格が出ます。
丁寧に扱われてきた車は、機械的にも状態が良い傾向があります。


8. 試乗で“直進性とブレーキ”を必ず確認する

試乗できる車なら絶対に乗るべきです。

チェックポイント

  • 手を離しても真っすぐ進むか
  • ブレーキの効きにムラがないか
  • 異音がしないか

これだけで“99%の地雷を回避”できます。


9. 車屋の対応が誠実(ここ最重要)

良い車を買えるかどうかは、
販売店選びで8割決まります。

誠実な店の特徴

  • 車の弱点を隠さず説明する
  • 試乗をすすめてくれる
  • 整備士が常駐

逆に、説明をごまかす店は危険です。


10. 予算に応じて“無理ないグレード”を選ぶ

「良い車=高い車」ではありません。

最重要なのは、
年式・走行距離・整備履歴が妥当かどうか。

見た目や装備に惑わされず“車の中身”で選ぶことが成功の鍵です。

《良い中古車の選び方|10の基準》

チェック項目良い状態の基準備考
走行距離年1万km前後多すぎ少なすぎはNG
修復歴なし骨格ダメージは避ける
エンジン始動かかりが軽いセルの回りが短い
アイドリング振動が少ない異音なし
整備記録簿残っているオイル・ブレーキなど
タイヤ溝4mm以上追加費用の防止
内外装傷が少ない丁寧に扱われた証拠
直進性手を離して真っ直ぐ試乗必須
ブレーキ制動が安定片効きNG
お店の対応誠実で説明が明確最重要ポイント

■ まとめ:良い中古車は「チェック項目」で確実に選べる

中古車選びは難しくありません。
基準を知らないから失敗するだけです。

この記事の10項目を知っていれば、
あなたはもう「良い中古車を選べる側」です。

次の記事では、
中古車選びのおすすめモデルBEST5
をプロ目線で紹介します。

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