整備士歴40年、これまで3万台以上の軽自動車を整備してきた金井です。
毎日多くの中古車を点検している中で、
どうしても 後悔してしまう買い方 をする人がいます。
その一方で、
「良い中古車を選べて10年以上ノートラブル」
というお客様もいます。
この違いは何か？
結論を先に言うと――
👉 **後悔する人は“値段と見た目だけ”で選ぶ。
後悔しない人は“状態を見て”選ぶ。**
今回は、整備士として実際に遭遇してきた
中古の軽で後悔する人の特徴5つ を本音でお伝えします。
■ 【1】「走行距離」だけで買う・避ける人
よくある勘違いが、
「走行距離＝車の良し悪し」
だと思ってしまうこと。
✔ 5万kmでも管理が悪ければ故障続き
✔ 12万kmでも管理が良ければ絶好調
これが現場のリアルです。
◆ 後悔する人
走行距離だけで判断する。
◆ 後悔しない人
・オイル交換歴
・記録簿
・エンジンの音
・CVTの滑り
“車の状態”を見る。
■ 【2】記録簿（メンテナンス履歴）を見ない人
整備士からするとここが 最大のポイント。
記録簿がしっかりある車は
寿命が2倍近く変わります。
◆ 後悔する人
「記録簿なしだけど、キレイだからいいか」と買う。
◆ 後悔しない人
・整備記録が毎年あるか
・オイル交換が定期的にされているか
・過去の修理歴
これを確認する。
■ 【3】ターボ車の“リスク”を知らずに買う人
ターボ車は力強く走れて便利ですが、
軽自動車のターボは 劣化が早い のが現実。
◆ 後悔しやすいポイント
- オイル管理がシビア
- 劣化すると修理費が高い
- 長距離通勤でダメージ大
特に 過走行のターボ車は要注意。
◆ 後悔しない人
“ターボはメンテ命” を理解して買う。
■ 【4】初期型のCVT（古い年式）を選んでしまう人
CVT（無段変速機）は軽自動車に多いですが、
初期モデルは故障が出やすい傾向があります。
◆ 後悔するケース
・発進時のもたつき
・加速時の滑り
・修理費10万〜20万円の可能性
◆ 後悔しない選び方
・年式が新しめのCVT
・交換歴のある車
・異音チェックをする
■ 【5】値段が安いだけで即決する人
整備士目線で最も多い後悔がこれ。
中古車は 安いには理由があります。
安い車ほど…
- オイル管理が悪い
- 記録簿なし
- 足回りが疲れている
- 前のオーナーが乱暴に乗っていた
というケースが多いです。
◆ 後悔しない人
「安さ」ではなく「安心」で選ぶ人。
中古車は予想外の修理が出ることもあります。
だからこそ
維持費の見直し＝保険料の最適化 が非常に重要。
特に軽自動車は保険会社によって
年間 2〜5万円 も差が出ます。
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■ 後悔しない中古軽の選び方・チェックリスト
- 記録簿の確認
- エンジン音が安定しているか
- 発進時に“滑り”がないか
- オイル交換の頻度
- タイヤ・足回り
- エアコンの冷え・音
この6つを押さえれば、ハズレを引く確率は大幅に減ります。
■ まとめ：中古軽で後悔する人には“共通点”がある
最後にまとめると…
❌ 走行距離だけで判断
❌ 安さだけで即決
❌ 記録簿を見ない
❌ ターボリスクを知らない
❌ 初期型CVTを選んでしまう
こういう選び方は高確率で後悔します。
良い中古軽は“状態”で選ぶこと。
それだけで10年以上安心して乗れる車に出会えます。
中古車選びで最も差が出るのは“維持費”。
同じ車でも保険料だけで数万円の違いがあります。
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