整備士歴40年、これまで3万台以上の軽自動車を点検・整備してきた金井です。
「通勤で毎日乗っているだけなのに、軽自動車がよく壊れる…」
「同じ軽なのに、あの人の車は15万km走るのに、私は10万kmで不調…」
こう感じる方は実際に多く、
整備の現場でも 壊れる軽と壊れない軽の差 は明確です。
結論から言うと——
軽自動車が壊れる人には、共通する“5つの原因”が確実にあります。
逆に言えば、この5つを避けるだけで
軽自動車の寿命は2倍以上に伸びます。
今回は、通勤で軽を使う人がやりがちな
壊れる原因5つを、厳しい現場経験にもとづいて解説します。
🔗 内部リンク
→ 【関連記事】軽自動車が長持ちする習慣10選はこちら

■1. 短距離通勤ばかりでエンジンが劣化する(片道1〜3km)
もっとも多い原因が“短距離通勤”です。
走行距離が短いと、
- エンジンが温まらない
- オイルがドロドロになる
- 排気ガスが抜けず内部が汚れる
- バッテリーが充電されない
その結果、
7〜10年で寿命が来やすい軽が非常に多いです。
✔ 具体例(整備現場)
・片道2kmの通勤者 → 8万km前後で不調が出始める
・片道20kmの通勤者 → 15万km以上問題なく走るケースが多い
画像挿入案:
「エンジン内部の汚れイメージ」「短距離運転のデメリット図」
■2. オイル交換を“距離か期間”で守らない
壊れる軽の 8割以上がオイル管理不良 です。
✔ 交換目安
5,000km または 6ヶ月
これを守らない人ほど、以下の症状が出ます👇
- 加速が鈍い
- 振動が増える
- エンジン内部の摩耗
- 最悪“エンジン載せ替え”(15〜25万円)
✔ 具体例
・1年交換していない軽 → 鉄粉まみれでエンジン焼付き
・5,000km交換の軽 → 20万km走行も珍しくない
内部リンク:
→ 「維持費が高くなる原因5つ」記事へ誘導
■3. アクセル・ブレーキ操作が荒い(CVTの負担大)
軽自動車のCVTは非常にデリケート。
急加速・急ブレーキは CVTベルトが滑る原因 になります。
✔ よくある壊し方
・信号からのフル加速
・下り坂でのブレーキ多用
・アクセルON/OFFが激しい
✔ 修理代
軽CVT修理:12〜22万円
新品交換:30万円以上
✔ 寿命が縮む例
急加速を毎日する人 → 6〜8年でCVT不調
丁寧な運転 → 12〜15年持つ
画像挿入案:CVT内部図、運転差の図表
■4. タイヤ・ブレーキなどの消耗品をギリギリまで使う
「まだ走れるから大丈夫」
この判断が故障につながります。
✔ 放置で高額化する例
- ブレーキパッド:6,000円
→ 放置 → ローター交換3万円 - タイヤ片減り:1本5,000円
→ 放置 → ハブベアリング不良 → 2万円
✔ 交換目安
・タイヤ溝:3〜4mm
・ブレーキパッド:残6mm
・バッテリー:2〜3年
内部リンク:
→ 「軽の故障サイン10選」に自然につなげる
■5. 中古の“地雷車”を買っている(壊れる軽の典型)
中古車には 壊れやすい個体が一定数存在 します。
✔ よくある地雷特徴
- 記録簿がない
- 10万km超えで整備履歴不明
- オイル滲み放置
- 格安すぎる
- 過走行のターボ車
✔ 実際の違い
・記録簿あり → 15万km走る
・記録簿なし → 8〜12万kmで壊れやすい
画像挿入案:整備記録簿の写真、良い車/悪い車の比較イメージ
🚗【軽自動車を壊さないためにやるべきこと】
すべての対策は“簡単なのに効果絶大”です。
✔ 壊さないコツ
- オイルは距離 or 期間で必ず交換
- 月1回の長距離走行でエンジン浄化
- 急加速・急ブレーキをやめる
- タイヤ・ブレーキを早めに交換
- 地雷中古車を選ばない
内部リンク:
→ 「軽が長持ちする習慣10選」へ誘導
🚗
軽自動車が壊れる原因の多くは、
“小さな異変”を見逃すこと。
通勤で毎日乗る人は、
維持費だけでなく 保険料の差が年間2〜5万円出る こともあります。
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■まとめ:壊れる軽には“共通点”が必ずある
最後に要点をまとめます。
- 短距離通勤だけは軽の大敵
- オイル交換を守らない軽は必ず寿命が短い
- 荒い運転はCVTを早く壊す
- 消耗品をケチると逆に高くつく
- 地雷中古車は絶対に避けるべき
軽自動車は正しく使えば 15万〜20万km走れる 車です。
逆に、今回紹介した5つを放置すると
早ければ 7〜10年で寿命 が来てしまいます。
🚗
通勤車を長く乗りたいなら、
“修理代より保険料のほうが見直し効果が大きい” のが現実です。
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