中古車選びは「見るべきポイント」を知らないと失敗しやすい世界です。
40年以上、自動車業界で整備・販売・査定に携わってきた経験から、
初心者でも安全に選べる方法をわかりやすくまとめました。
これを知っているだけで、無駄な出費を防ぎ、
“良い車”に出会える確率が一気に上がります。
1. 修復歴の有無と「事故の程度」を確認する
修復歴そのものは問題ではありません。
大切なのは “どの程度の事故だったか”。
✔ 交換しただけ
✔ 軽い板金
→ 問題なし
❌ フレーム修正が必要だった
❌ 前から強く衝突している
→ 将来トラブルが出る可能性が高い
販売店が提示する「修復歴の内容」を必ず確認しましょう。
2. 年式と走行距離は“バランス”で見る
中古車選びでよくある誤解がこちら:
走行距離が少なければ良い車?
実は違います。
重要なのは エンジンの使われ方。
一般的におすすめなのは
年式7年以内・走行6万km以内。
この範囲なら、故障リスクが低く初心者でも安心です。
3. オイル管理が良い車は“寿命が長い”
40年見てきて断言できます。
車の寿命はオイルで決まる。
✔ オイル交換履歴が残っている
✔ 5,000km前後で交換している
これだけで「良い車」の確率が跳ね上がります。
4. タイヤの状態は“その車の生活がわかる”
特にチェックすべきは 片減り。
これは
・事故
・足回り不良
・アライメント不良
のサインです。
新品タイヤでごまかしている車もあるため、
溝だけで判断しないようにしましょう。
5. 試乗で“違和感がないか”が最も重要
どの点を見る?初心者でも簡単に判断できます。
● エンジン音
→ カラカラ音・ノッキング音はNG
● ミッション(AT・CVT)
→ 変速ショック・滑りは故障前兆
● ブレーキ
→ 異音や振動はディスク摩耗の可能性
少しでも違和感があれば 買わない勇気 が大切です。
6. 内外装の“キレイさ”は前オーナーの扱いそのもの
中古車は人間と同じで
扱い方が見た目に出ます。
✔ 室内がキレイ
✔ においが少ない
✔ 外装が丁寧に扱われている
こういう車は「機械系の管理も良い」傾向があります。
逆に、内装が汚い車は機械も雑に扱われていることが多く、
初心者にはおすすめしません。
7. 相場より“安すぎる車”は理由がある
中古車は必ず相場があります。
相場より10〜20万円下の場合は、次を疑いましょう。
❌ 長期在庫
❌ 水没歴
❌ 隠れた修理歴
❌ エンジン不調
❌ 走行距離改ざん
必ずカーセンサーやグーネットで
同条件の相場を確認する癖 をつけてください。
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【まとめ】中古車選びは「情報」と「事前チェック」で失敗しない
今日のポイントをまとめるとこちら👇
- 修復歴は“内容”を見る
- 年式と走行距離はバランス
- オイル管理が良い車は長持ち
- タイヤの片減りは危険信号
- 試乗で違和感がある車は買わない
- 内外装は前オーナーの性格
- 相場より安い車は要注意
初心者は
年式7年以内 × 走行6万km以内 × 整備履歴あり
これだけ守れば、ほぼ失敗しません。


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