中古車選びで一番多い失敗が、
「知らずに“選んではいけない車”を買ってしまう」こと。
私は中古車業界40年の立場から断言します。
失敗する人の9割は、車の欠点ではなく“選び方”で失敗している。
この記事では、初心者が絶対に避けるべき中古車の特徴を
実際の現場で何度も見てきた「リアルな事例」 を交えて解説します。
読み終える頃には、あなたは中古車の“地雷”を確実に避けられるようになります。
修復歴あり(フレーム損傷)の車
「修復歴=事故歴」ではありません。
修復歴とは、
🔥 フレーム(骨格)がゆがんだ車のこと。
これは車の寿命に直結する最重要ポイントです。
【なぜ危険?】
- 真っすぐ走らない
- タイヤが異常摩耗する
- 大雨時に車内へ水が入る
- 売却時に価値がガクッと落ちる
→ 初心者が最も避けるべき車 No.1
【プロはここを見る】
- ラジエーターサポートの交換跡
- フロントインナーの溶接ムラ
- ボルトの塗装剥がれ
- ドアの立て付けのズレ
異常に安い車(相場より10万円以上安い)
中古車は「安さの裏に理由があります」。
安い車に多い理由は👇
💀 故障寸前の消耗品が多数
- タイヤ bald
- ブレーキパッド残2mm
- バッテリー寿命
- オイル管理がズタズタ
💀 高額修理が迫っている
→ 買って半年で10〜20万円の修理が発生するケース多数。
【基準】
相場より極端に安い車は“理由あり”と考える。
オイル管理が悪い車
中古車の健康状態は オイルがすべて物語ります。
【危険なサイン】
- オイルが真っ黒+ドロドロ
- オイル量が減っている
- 燃えたような臭いがする
【なぜ危険?】
- エンジン内部が削れている可能性
- 走行距離が少なく見えても実は劣化が進んでいる
- 将来の故障率が跳ね上がる
プロはまずボンネットを開けて オイルキャップ裏の汚れ をチェックします。
走行距離の低い「短距離チョイ乗り車」
意外かもしれませんが、
走行距離が少ない=良い車 ではありません。
短距離走行の車はエンジンが温まる前に停止するため、
【故障リスクが高い】
- カーボンが溜まりやすい
- オイルが汚れやすい
- バッテリー寿命が短い
【見分け方】
- 年式に対して走行距離が極端に少ない(例:10年で2万km)
- タイヤやブレーキの減りが少なすぎる
重要箇所を“曖昧に説明する”販売店の車
最後は「車の特徴」ではなく 販売店の態度 です。
【危険なセリフ例】
- 「大丈夫ですよ、大丈夫」
- 「細かいことは気にしなくていいです」
- 「記録簿は無いけど、ちゃんと整備してます」
→ こういう説明をする店の車は危険。
【プロが見ているポイント】
- 納車前整備の内容が具体的か
- 整備士が常駐しているか
- 説明が丁寧で一貫しているか
販売店が“信頼できるかどうか”は、中古車選びで最重要です。
📌 「初心者が絶対に選んではいけない中古車の特徴 比較表」
内容は以下のような表になります:
| NG中古車の特徴 | 危険度 | 費用リスク | 見分け方 |
|---|---|---|---|
| 修復歴あり(フレーム損傷) | ★★★★★ | 高額(10〜30万) | 溶接跡・歪み・ドアのズレ |
| 異常に安い車 | ★★★★☆ | 中~高 | 相場より10万円以上安い |
| オイル管理が悪い | ★★★★☆ | 中~高 | ドロドロのオイル・焦げたニオイ |
| 走行距離が少ないチョイ乗り車 | ★★★☆☆ | 中 | 年式の割に距離が少ない |
| 曖昧な説明をする販売店 | ★★★★★ | 高 | 記録簿なし・説明不足 |
【まとめ】初心者が避けるべき車はこの5つ
✔ 修復歴あり(フレーム損傷)
✔ 異常に安い車
✔ オイル管理が悪い車
✔ 走行距離が異常に少ないチョイ乗り車
✔ 曖昧な説明をする販売店の車
【プロのアドバイス】
中古車選びは 「何を買うか」より「何を避けるか」が重要」。
この5つを避けるだけで、
あなたは中古車選びでほぼ失敗しなくなります。


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